こんな美しい料理があっていいのだろうか。結婚式でのケータリングを探していたところ、ブライズメイトの英芽さんから「すごいケータリングがある。」とインスタグラムを見せてもらった。そこには料理を芸術まで昇華した姿の写真達が並んでいた。鮮やかな彩りの料理達が並べたテーブルは、異空間の世界だ。 農園をイメージした野菜。レコードの上に盛り付けられたアメリカンチェリー。各料理の完成度はもちろん、食材がもつ色を見事に組み合わせ、そこにお花や植物を装飾してゲストの記憶に残る作品を生み出す。ひとつして同じケータリングはなく、すべて世界にひとつだけのケータリングとなる。
世界一のケータリングを目指しているオーナーシェフの武田さん。早くも神戸から東京へ拠点を移し、全国でケータリングサービスをはじめようとしているとのこと。武田さんにはじめてお会いし、結婚式のケータリングを依頼した時、 「おとなりんご」のコンセプトストーリーをお渡しした。武田さんは、その場ですべてのストーリーを読んで頂き、「最初の打ち合わせで、ここまでイメージが広がったのは初めてです。」 と、子供の様に無邪気でわくわくした目で言ってくれた。その目を見たときに同じ作品を生み出すものとして僕にはわかったのだ。武田さんがただのサービス提供者ではなく、命と情熱をかけて作品を生み出すアーティストなのだということを。
ただの美味しい料理ではなく、「おとなりんご」の世界観に合わせた作品を。 武田さんがどんなケータリングを作ってくれるのか、楽しみである。